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2009年4月

2009年4月16日 (木)

記号の乖離 B.M.SはB.M.Sに非ず?

Matuzaka 量的形質とはからの続きです。ところで、前の記事に書きました血統思索者の葛藤をよく表していると思われるのが、今は更新が止まっているようですが血統の深淵が参考になります。それと量的形質の遺伝を解説している別の分野がありました。レース鳩の血統解析です。ここでもレース鳩の飛行性能が量的形質であるとの解説がありますが、聞き手の一般のレース鳩飼育者は量的形質とは初耳である様な事が書かれていますので競走馬と同じような血統観あるいは血統理論が流布されているのだなーと感心しました。ここで、また少し横道にそれますが、メンデルの法則と確率の出会いが面白いですね。弧愁と言うページに上手く纏められているハーディー・ワインベルクの法則(Hardy-Weinberg principle)がそれに当ります。でも、この辺から強烈に難解になりますね。

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記号の乖離 量的形質とは

20090412alpus_002 血統理論と遺伝学の乖離からの続きです。競走馬の血統ないし血統理論は文献学的事実を纏めたもので科学的な事実で裏付けられたものでは殆どありません。文献学的な事実で構成された血統理論で、そもそも未来予測である競馬予想を行う事が出来ると考えてしまうリテラシー(物事を理論的にあるいは科学的ないし合理的に考え、その本質を理解する力)に問題があるのではと思います。しかしながら、私もNHKの風林火山、篤姫、天地人などの大河ドラマは欠かさず見てしまいます。元となっている歴史小説の作者は異口同音に文献的、歴史的事実を素材にしているが作り話・フィクションである事を強調していますが、ついつい引き込まれてしまいますね。血統理論もこれと同じ原則に沿っています。従って血統と言うフィクションに引き込まれて楽しむのは有りですね。

ですけれど、フィクションに酔いしれた頭で、お金を賭けるギャンブルである競馬の予想を行うのはどうでしょうか。一端冷静になって考えてみましょう。前にも書きましたように競走馬の速く走る能力は実体が何であれ”量的形質”となります。即ち多数の遺伝子によって決まります。また表現形(観察できる形質)は”環境因子”の影響を強く受けます。この点が”質的形質”とは違っています。例えば質的形質の代表的なものに血液型がありますが、表現形は全く環境因子の受けません。

一方、量的形質の代表的なものは人間の身長や体重ですが、栄養状態が極端に悪くなれば勿論体重は軽くなりますが、身長も低くなります。経済生物である牛や豚あるいは花卉などの植物であれば環境を有る程度までコントロールして表現形を観察できますが、競走馬では難しいと思われます。即ち、表現形としての競走馬の速く走る能力も環境に大きく左右されている訳です。さらにこの走る能力は多数の遺伝子の影響を受けていますので、例えば血統用語で血量で表せば50%に相当する親子であっても量的形質としての早く走る能力が伝わる確率は数百分の1から数千分の1となります。

血統理論を科学的なレベルまで持ち上げるには量的形質の遺伝に突き進んでいかないとなりませんが、ここで突如では有りませんが、必然的に現れるのが統計学と確率論です。多分、血統理論を真面目に考えれば、ここに至るとは思いますが、統計学と確率論は余りにも高い壁です、まともに取り込むのは大変な事です。そこで多くの血統思索者は物語を選んだ訳です。しかし、これでは袋小路ですね。そんな中、一条の光が差し込んできました。先を急ぐ人は量的形質の遺伝解析などを参考にしてください。

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2009年4月11日 (土)

記号の不整 VistaへHRPTV5Cをインストールする

Sidareminamioosawa 最近Vistaを使用されている方が増えているようです。OSとしては最初は取り扱い難く余り積極的には使ってきませんでしたが、振り返って見るとウイルスに感染して大変な目には遭っていません。2000及びXPでは何回も経験していますから不思議ですね。どうも仮想化という技術が功を奏しているようです。しかしながら、VB6アプリケーションを使うに当っては、これが原因でトラブルを起こしているようです。それにしてもVB6は息の長い言語ですね。開発環境こそ2008年4月でサポートが終了していますが、ランタイムのサポートというか使える状況はVistaの次の7まで続くようです。

それでHRPTV5Cのインストール時のトラブルの原因ですが、このVB6ランタイムルーチンの不整となります。基本的はVistaにはVB6のランタイムルーチンが予めインストールされており、VB6アプリケーションは動きそうなものですが、実際にはエラーでます。VistaでVB6のSP6(最後のサービスパックーHRPTV5Cはこれを使っています)を動かす為にはVista用に作られたランタイムルーチンVB6SP6ver4のインストールが必要となります。現在HRPTV5CVB6に同梱していますランタイムルーチンはVista用のもので、Vistaに予めインストールされているVB6ランタイムを書き換えずに不足しているランタイムルーチンをインストールします。

ところで、VB6SP6ver4をvistaに単純にインストールしてもインストールされません。即ちHRPTV5Cを起動しても動きません。通常はエラー339となります。ここで仮想化の問題が出てくる訳です。そうですランタイムのインストールも”管理者権限”で行わないとだめな訳です。しかしながら、ここから先は私にも分かりませんが、VB6SP6ver4を管理者権限で単独インストールは上手く行かないようです。VB6アプリケーションと同梱したものを管理者権限で解凍インストールしてさらにランタイムを管理者権限インストールした場合に上手く行くようです。どうも管理者権限の継承に問題があるようですが、エラーが出ずに動けば良いとして、ここまでは追求していません。

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2009年4月 3日 (金)

記号の乖離 血統理論と遺伝学の乖離→量的形質とは

Sidare2_2  巷間に存在する血統理論が基本的に誤っているのは、競走馬の能力が量的形質である事が正確に理解されていない点にあると考えています。血統理論において遺伝学の知識はメンデルの法則が援用される等、生かされている部分があるのですが、馬の走る能力も血液型や毛色などの質的形質と同様に考えられ理論展開がされている点が問題になります。即ち、走る能力を決める特定された遺伝子(塩基配列)が代々引き継がれメンデルの法則により開花したりしなかったりするのではと考えられているのではと思います。

しかしながら、考えて見れば分かると思いますが、どんなに優れた心肺機能を持っていても、ポニー程度の体躯ではサラブレッドには勝てない(漫画の世界では勝ってしまう意外性の設定が受けていますが)訳です。少なくとも400Kg程度以上の体重とそれなりの脚の長さは必要です。

ところで、話が少し横道にそれますが、量的形質とは何かです。これと競走馬の血統理論に関してgoogleで検索して見ますと、トップページでは次の2つに関連したページしか引っかかりませんでした。一つはwikipediaの”競走馬の血統”もう一つは私が書いた”血統論がトンでもな理由”です。量的形質の遺伝に関してはgoogleで検索すれば学問としての統計遺伝学あるいは集団遺伝学の解説が読めます。ここで注意しなければならないのは巷間に流布している血統理論あるいは血統について書かれている書物の出版時期です。当時、既に量的形質の遺伝についての概念は出来上がっており、競走馬の走る能力は実体が何であれ科学的に突き詰めれば”量的形質”としてしか定義出来ない状況であった訳です。

量的形質とはに続く

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